  
●浜藻琴トーチカ
国道244号線の藻琴川の南の海岸線にある。無筋コンクリート2層の構造。2階の空間は約1.2平方メートルで人間1人がやっと入れる程度。監視台だったようで監視口は藻琴市街と海側に1カ所ずつある。1階部分の広さは約11平方メートルで銃眼は藻琴市街へ向かって開かれているのが1カ所。内部には隔壁があり奥に狭い部屋がある。1階天井には50cm四方の穴が開いていて、1階と2階との登り、降りに木製の梯子が使われていた痕跡があった。さらに、木製の伝声管と通気口が1階と2階につながっている。
発掘調査は2001(平成13)年11月23日実施。
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